年譜の行間

『sumus』第13号・「まるごと一冊晶文社特集」が届いて、晶文社の戸板康二をおもう。

冷たい雨がシトシト降っているなかをトボトボと帰宅すると、できたてほやほやの「sumus」最新号「まるごと一冊晶文社特集」が届いていて、歓喜にむせぶ。はやる気持ちをおさえてソワソワと夕食の支度をして、ソワソワと食事および片づけを終えたあとで、ゆっ…

昭和15年の『春泥』第4号、小村雪岱号を入手する。

夕刻、神保町へ。とある古書肆におもむいて、古雑誌を購う。入手する日が来るなんて夢にも思っていなかった。肩から羽が生えて、地上30センチをバタバタと飛んでいるような心境になって、ふたたび靖国通りに出て、そのまま直進。九段坂上の喫茶店にたどりつ…

「阪神間の戸板康二」資料としての宇野浩二『大阪人間』。大阪歌舞伎座の戸板康二。

ブログ「日用帳」に年末の関西遊覧日記の第1日目、阪神間遊覧日記を書きました。 foujita.hatenablog.jp 昭和7年から12年までの父の転勤により実家が阪神間の住吉に仮住まいをすることになって、三田在学時の戸板康二がこの5年間、年に三度「帰省」するこ…