日日雑記

戸板康二の『演劇五十年』における森鴎外。

天気予報は一日雨降りだけれども、外に出るとまだ雨は降っていない。気が向いて、テクテクと歩いて出かけることにする。三宅坂をトコトコとくだりながら、どんよりとした曇り空の下で、iPod でポリーニのシューマンの幻想曲にひたって、陶然。11月末に3年ぶ…

神奈川近代文学館で長谷川時雨展を見物する。大阪ブラジレイロの『前線』をおもう。

日曜日のあとにもう一日休日が続くのが嬉しいなアと、しごく素朴な歓びにひたりながら、イソイソと身支度してソソクサと外出。秋葉原で京浜東北線に乗り換えて横浜方面へと向かう。この電車ではいつも車窓の京浜工業地帯(らしきもの)を眺めるのがそこはか…

戸板康二の『演劇五十年』を読みなおして、三木竹二をおもう。

秋に演博の新派展を見て演劇史をおさらいしたくなり、何年ぶりかで三宅周太郎の『演劇五十年史』を読み返してみたら、前回以上に耽溺してしまい、おなじく「演劇五十年」ということで、戸板康二の『演劇五十年』を読み返そうと思いつつも、そのまま日々が過…

『銀座解剖図』を繰って、波多海蔵と池田金太郎に思いを馳せる。

今年の冬休みは一週間にも満たないとは殺生な……と先月ブツクサ言っていたものの、いざ明けてみると、いつもの日常生活がはじまるのが嬉しい、というわけで、機嫌よくイソイソと外出。いつもの喫茶店に早々にたどりついてみると、いつもよりもだいぶ閑散とし…

初芝居は歌舞伎座夜の部。『車引』に大興奮する。

正午前、外出。近所のお寺で手抜きの初詣、例年どおりに家内安全無病息災商売繁盛を祈願したあと、銀座線に乗り換えて田原町で下車。階段途中の焼きそばの匂いはお正月も健在だ。ドトールで昼食後、人混みを避けて裏道を歩いて、花川戸の松屋に向かう。本日…

資生堂の雪岱展の図録はあっと驚く美しさだった。

埼玉県立近代美術館の雪岱展においては、購買意欲がわかず図録は買い控えてしまった。その代わり、掛川の資生堂アートハウスにおける展覧会の図録を通信販売にて入手(2000円)。雪岱に似つかわしい、つつましいながらもあっと驚く美しい図録で手にとったと…

正午、古書展で『テアトル・コメディ』を買う。長岡輝子を読んで「1930年代東京」と龍岡晋をおもう。

2年前から毎年12月23日は「正午 古書会館」、というわけで、今年で三回目の開催となる古書展に馳せ参じるべく、正午神保町。このところ人生何度目かの三宅周太郎ブームの渦中にいるので、無理やり三宅関連文献ということで、未所持の中戸川吉二の本が売って…

国立劇場で『頼朝の死』、『一休禅師』、『修禅寺物語』を見て、新井旅館のお菓子を買う。

目が覚めると、昨日の夕刻から夜中までザアザア降っていた雨がすっかりあがっていて、一面の青い青い空。機嫌よく、弁当をこしらえてから、毎週日曜日の朝のおたのしみ、NHK ラジオ「音楽の泉」を流しながら、朝食。本日はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲…

和洋会で買った『演芸画報』で明治製菓資料を発見する。『新演芸』のレート化粧品。

六本木で鏑木清方展を見て、あちらこちらを歩いて、夕方から雨が本降りになって、イソイソと帰宅。夕食の支度の合間に、本日の古書展で買ったばかりの演劇雑誌を繰って、ホクホク。そして、さっそく昭和12年3月の『演芸画報』を眺めて、ワオ! と狂喜する。…

鏑木清方展を見て、戦前の戸板康二と三木竹二の『歌舞伎』をおもう。

古書展での重たい荷物とともに六本木へ。母と待ち合わせて、サントリー美術館で鏑木清方の展覧会を見物。いつもよりだいぶ人が少なくてゆったりと見物できた上に、清方の絵をひさびさにじっくりと見られて、じっくりと見られるというだけでたいへん満喫。こ…

和洋会で『演劇出版社30年』を入手する。

ほとんど時間がないというのに、むりやり和洋会開催中の東京古書会館へ出かけることにして、イソイソと外出。開場とほぼ同時に会場に入り、注文していた『演劇出版社30年』を引き取り、『演芸画報』や『新演芸』が200円か300円で積んであるのを見つけて、数…

歌舞伎座初日、忠臣蔵を通し見物して、1日が終わる。

日曜日の朝のおたのしみ、本日の「音楽の泉」は、シューベルトの《さすらい人幻想曲》なり(ブレンデル独奏)。「音楽の泉」を聴きながら観劇弁当をこしらえるのはひさしぶりだなアと、朝っぱらからハイになって作業。とにかくも、忠臣蔵を通しで見物できる…

歌舞伎座の幕間に『芸道礼讃』を買いにゆく。

昼の休憩時間の合間に、喜多村緑郎の『藝道礼讃』が今すぐに欲しい! の一念で、木挽堂書店へ。無事に入手できて、歓喜にむせぶ。 ついでに、買った絵葉書、《歌舞伎座》。『主婦之友』昭和7年9月号附録。東京劇場の屋上から見た歌舞伎座。 同じく、『主婦…