早稲田大学演劇博物館で《二世市川左團次展》を見る。

ここ数カ月というもの、開催を心待ちにしていた演博の左團次展。先月末にイソイソと見物に出かけて以来、今日まで3回見物している。今年生誕130年の左團次、初日の10月19日は左團次の誕生日。最終日の12月5日まで、あと1回か2回は見に行けたらいいなと思…

東京宝塚劇場で花組公演『麗しのサブリナ』を見たあと、教文館でコーヒーを飲む。

雨なので地下道をつたって、日比谷界隈へ向かう。日生劇場のところで地上に出て、午前11時過ぎ、東京宝塚劇場の座席で母と落ち合う。宝塚観劇意欲がこのところ急激にしぼんでしまい、自分でも残念至極。しかーし、いざ見に行くと毎回それなりにたのしく、来…

吉右衛門の『沼津』のあとの幕間、新橋演舞場でコーヒーを飲む。プラトン社の『女性』の「劇場スケッチ」。

今日は待ちに待った、吉右衛門の『沼津』と仁左衛門の『荒川の佐吉』だ、わーいわーいと日傘片手に意気揚々と外出し、いつものとおりに有楽町線で新富町下車。京橋図書館に本を返してまた借りて、タリーズで休憩。今日は母と待ち合わせての芝居見物で、今回…

「シアターΧ名作劇場」で久生十蘭と灰野庄平の戯曲を見る。

6時過ぎ、秋葉原で総武線に乗り換えて、両国へ。総武線で隅田川を渡る瞬間がいつも大好き。電車が浅草橋を過ぎたところで、さらに窓の近くへ歩を進める。このところ、すっかり日が短くなったなアとしんみりしながらテクテク歩いて、シアターΧにて、「第31回…

新橋演舞場へ海老蔵の『義経千本桜』を見にゆく。

休日だけどいつものとおりに6時起床。NHK-FM の「バロックの森」のモンテヴェルディに耳を傾けながら、いい気分で弁当と朝食をこしらえたところで、ふと本日の新橋演舞場は海老蔵の『義経千本桜』であったことに気づいた。週明けからずっと、今週末の芝居見…

内田吐夢の『警察官』の「東京昭和8年」に陶然。写真家としての杵屋栄二。

先週の水曜日の夕刻、《内田吐夢没後40年回顧上映》開催中の新文芸坐へ、『限りなき前進』と『土』の二本立てを見に行った。平日の日没後の新文芸坐行きはいつも丸ノ内線。御茶ノ水駅直前の丸ノ内線の車窓から見える神田川と聖橋の風景はいつ見ても心躍る。…

東京宝塚劇場で宙組公演『TRAFALGAR』『ファンキー・サンシャイン』を見る。

正午前、丸ビルで母と待ち合わせて、食事と買い物と喫茶と歩行を経て、午後4時前、東京宝塚劇場に到着。 このところ、宝塚にそこはかとなく飽きているのは否めないのだったが、今年1月にひさびさに見た宙組の『カサブランカ』が素晴らしかったので、今回は…

鍛冶橋通りを歩いて、戦前の明治製菓をおもう。『狂った一頁』の井上正夫に見とれる。

午後6時過ぎ、丸の内仲通りを右折して、鍛冶橋通りを直進して、フィルムセンターに向かって早歩き。「ぴあフィルムフェスティバル」でしばらく中断していたフィルムセンター通いが再開して嬉しい。来週は一週間夏休みで嬉しさも倍増だ。わーいわーいと鍛冶…

明治製菓の神津牧場の絵葉書。

戦前の明治製菓にまつわる紙ものを集めるのが、ここ数年来のおたのしみ。最近買って嬉しかったのが、明治製菓経営の神津牧場の絵葉書。 絵葉書《ジャージー種牛 明治製菓神津牧場》(明治製菓株式会社発行)。添えられてある米川稔の短歌、「しばらくは天つ…

『事件記者』の宮阪将嘉を見て、ムーラン・ルージュをおもう。

今月は映画館に頻繁に出かけた。フィルムセンターでは、伊藤大輔の無声映画2本立て『斬人斬馬剣』(松竹下加茂・昭和4年)と『忠治旅日記』(日活大将軍・昭和2年)のモダーン時代劇がすばらしく、何日たっても大興奮だった。『忠治旅日記』の伏見直江を…

戸板康二と池田大伍。『三田歌舞伎研究』と『ひと』と『スヰート』。

今月の新橋演舞場で見た『名月八幡祭』のおさらいのようなものをするべく、とりあえず加賀山直三著『新歌舞伎の筋道』(木耳社、昭和42年9月)を繰ってみたら、これがまた、しみじみ面白いのであった。(この本は、戸板康二も愛着たっぷりに回想している、…

東京劇場の角から歌舞伎座をのぞんだあと、新橋演舞場へ。

開館直後の京橋図書館へ行き、本を返してまた借りて、タリーズでコーヒーを飲んで、借りたばかりの本を偵察する。10時半を過ぎたところで、外に出て、新橋演舞場へ向かってテクテク歩く。芝居見物の際の築地のタリーズからのいつものコースだけれど、行き先…

富士見町を靖国に向かって歩いて、戸板康二の「九段の季節」をおもう。

正午過ぎ、神楽坂で昼食のあと、牛込橋を渡って、早稲田通りを靖国神社に向かって直進。早稲田通りの飯田橋と靖国の間の道を歩くのがいつもなんだか好きだ。戸板康二の出身校の暁星のほぼ向かいに池田弥三郎の出身校の市立一中、現九段高校。 東京日日新聞発…

戦前の歌舞伎座の残骸を見て、モダン都市東京の「第三期歌舞伎座」をおもう。

先月国立劇場で初めて前進座の公演を見たことで、前進座の歴史を強化したいなとぼんやりと思っていたら、さる方が絶好のタイミングで NHK の放送を録画したヴィデオを貸してくださった。なんという親切であることだろう! 放送年月日は詳らかでないけれども…

東京宝塚劇場で月組『スカーレット・ピンパーネル』を見る。

早々に外出して、開館と同時に京橋図書館へ出かける。約1時間後、雨あがりの曇天の蒸し暑い中を日比谷までテクテク歩く。解体工事中の歌舞伎座の前を初めて通った。午前11時、東京宝塚劇場に到着。今日の観劇は月組の『スカーレット・ピンパーネル』なり。 …

前進座五月国立劇場公演『切られお富』を見る。

いつもよりも早起きの日曜日。今日も朝からよいお天気。家事もろもろを片づけ、弁当をこしらえてゆっくりと朝食を食べる。休日の朝ならではのゆったりとした時間が好きだ! とハイになったところで、NHK ラジオ「音楽の泉」の時間となり、身支度を開始する。…

四谷界隈を散歩する昼下がり。文学座アトリエのあと、新宿歴史博物館へ。昭和28年の四谷見附をおもう。

正午前、外出。日傘をさして徒歩30分、四谷三丁目にたどりつく。ドトールで休憩後、まずは先月の「久保田万太郎の世界」公演のよき想い出を胸に、文学座アトリエの前へゆく。先日はゆっくり見物できなくてちょっと悔いが残っていたので、あらためてじっくり…

東京宝塚劇場で花組公演『虞美人』を見る。

NHK ラジオ「音楽の泉」を流しながら、朝食を食べる。本日は、バッハのチェンバロ協奏曲、演奏はカール・リヒターなり。古楽器の演奏がおなじみなので、かえって新鮮で、あらためてなんてすばらしい音楽なのだろう! と聴き惚れる。続いて流れた、3台のチェ…

1930年代の「東京朝日新聞」の劇評。中戸川吉二の文楽評と三宅周太郎。

国会図書館にて。ちょっと時間が余ったので、朝日新聞のデータベースを検索。図書館に返してしまったので文章は引けないけれども、つい先日、中央公論社の『森銑三著作集 続』に収録の『読書日記』をホクホクと読んでいたら、昭和十年前後の朝日新聞に掲載さ…

建て替え前の歌舞伎座の最後の芝居見物は、すばらしき『熊谷陣屋』。

朝、弁当を作りながら、ラジオのスイッチを入れる。本日の「音楽の泉」はベートーヴェンの《ワルトシュタイン》。何度聴いてもいつ聴いても大好きな曲、なんという風格……などと聴き惚れているうちに手抜きの弁当が出来上がって、イソイソと身支度。次の曲は…

内山美樹子著『文楽 二十世紀後期の輝き―劇評と文楽考』に酔いしれる。

歌舞伎座で『熊谷陣屋』を見て、午後はずっと、ふと気がついてみると、今日見たばかりの舞台のことばかり思っている、午後ずっと。と、『熊谷陣屋』の追憶にひたっているうちに、内山美樹子著『文楽 二十世紀後期の輝き―劇評と文楽考』のことをなんとはなし…

文学座有志による自主企画公演「久保田万太郎の世界」第8回公演を見物して、龍岡晋をおもう。

先月、「みつわ会」の久保田万太郎上演の折に入手したチラシで、8回目の今回になって初めて、文学座有志による自主企画公演である「久保田万太郎の世界」のことを知った。いままでずっと見逃していたのはなんということ! と己の不明がたいへんもどかしいの…

日没後、東京宝塚劇場で雪組公演を見物する。昭和9年1月、東京宝塚劇場開場。

今月は毎週水曜日の日没後はどこかに寄り道して、気晴らしすることにしているのだった。先週は鈴本演芸場で、今週は東京宝塚劇場だー、というわけで、午後6時過ぎ、丸の内仲通りをズンズンと日比谷界隈に向かって、直進。 ここ2、3年というもの、宝塚とい…

「いとう旅館」のあった旧大和田町界隈。葉桜の目黒川沿いを歩いて、池尻で日没。

日没後は池尻でワインだ、わーいわーいと、夕刻、渋谷駅前の雑踏に降り立つ。集合まであと小一時間、時間調整がてら、池尻までゆっくり歩いてゆくことにする。池尻でワインを飲む日は、渋谷から246沿いを歩くのがいつものおたのしみ。渋谷から池尻を大通り沿…

『俳諧雑誌』復刊創刊号を入手して、丸の内籾山書店をおもう。久保田万太郎の「『水のおもて』に就て」。

午前中はさる筋のご厚意で「いとう句会」関係の稀覯本に謁見つかまつり、ただただ眩暈であった。昼下がり、天上界から下界に降りてきたという心持ちで、駿河台交差点に降り立ち、東京古書会館へ。「つわものどもが夢のあと」という趣きの地下室の趣味展会場…

サンシャインシティ大古本まつりでお買いもの。

よいお天気で嬉しい三連休初日。早起きしてイソイソと外出。永田町に向かって歩く、その途上のコーヒーショップでひと休み。帳面の整理をしているうちにあっという間に時間が過ぎて、国会図書館へ早歩き。正午過ぎ、図書館を切り上げて、有楽町線に乗りこん…

歌舞伎座で芝居見物のあと、東京會舘で喫茶。「ガトーアナナ」を買って渋沢秀雄をおもう。

いつもと同じ時間に起きて、諸々の家事を済ませたところで、ラジオのスイッチを入れると、ちょうど「音楽の泉」が始まったところ。本日の曲目はモーツァルトの弦楽五重奏曲 変ホ長調 K614。モーツァルトの弦楽五重奏でこの曲が一番好きなので、思いがけなく…

世田谷美術館で川上澄生展。夜の京橋交差点で昭和初期の都市風景をおもう。

朝からよいお天気で嬉しい。いつもと変わらない時間に起きていつもと同じ時刻に外出。永田町に向かって、青空の下を強風に吹かれながらテクテクと歩いてゆく。その途上、コーヒーショップでひと休み。椅子に座ったとたんに、首に巻いていた巻きものが消えて…

第13回みつわ会公演・久保田万太郎『水のおもて』『燈下』を見る。

久保田万太郎に耽溺したのは2001年年末に読んだ『春泥』がきっかけだった(もともと俳句は大好きだった)。万太郎に開眼した直後の翌2002年1月、文学座アトリエで加藤武主演で『大寺学校』を見物したのは(「洗亭忌」1月23日に観劇)、今でもとってもよい…

東京宝塚劇場で星組公演『ハプスブルクの宝剣』を見る。

昨日はうっかりワインを飲み過ぎてしまったと、ノソノソと起きて出してみると、窓のそとは雨がザアザア。ますます士気が下がったところで、ラジオのスイッチをつけると、ちょうど NHK ラジオの「音楽の泉」がはじまったところ。シューマンの《女の愛と生涯》…

初日の歌舞伎座の三階席で『道明寺』と『石橋』を見る。

夕刻、へなへなと外に出て、歌舞伎座に向かって早歩き、ゼエゼエとなんとか開演10分前に歌舞伎座に到着。到着したとたん、平日の日没後の歌舞伎座はひさしぶりだなア! と気持ちが高揚。三階席も実はひさしぶりなのだった。分不相応にこのところつい1階で見…

「戸板康二ダイジェスト」更新メモ。戸板康二の明治製菓資料2題。

戸板康二ダイジェスト(http://www.ne.jp/asahi/toita/yasuji/)をほんのわずかに改装しました。新たに増えた記事はありません。全5ページだった年譜を全6ページに、大正4年の出生から明治製菓を退社する昭和18年までを、出生から三田時代(http://www.ne…

東宝の『忠臣蔵』を見て、ぼんやりと「昭和歌舞伎」をおもう。

ゼエゼエと息も絶え絶えになんとか間に合ってよかったよかったと、午後6時過ぎ、無事に神保町にたどりつく。息も絶え絶えになってまで見に来るほどの映画でもないのだけれども、昭和37年の東宝の稲垣浩監督で幸四郎主演の『忠臣蔵』は長年の懸案であった。 …

『春泥』の創刊号(昭和5年3月)から第83号(昭和12年6号)までの83冊が書斎に搬入。

つい一週間前に、昭和15年に復刊の『春泥』第4号(おそらく最終号)の「小村雪岱号」を神保町のとある古書肆で購って、入手する日が来るなんて夢にも思っていなかったから、嬉しいを通り越して、この感謝の気持ちの持って行き場をどうすればよいのだろうと…

『sumus』第13号・「まるごと一冊晶文社特集」が届いて、晶文社の戸板康二をおもう。

冷たい雨がシトシト降っているなかをトボトボと帰宅すると、できたてほやほやの「sumus」最新号「まるごと一冊晶文社特集」が届いていて、歓喜にむせぶ。はやる気持ちをおさえてソワソワと夕食の支度をして、ソワソワと食事および片づけを終えたあとで、ゆっ…

昭和15年の『春泥』第4号、小村雪岱号を入手する。

夕刻、神保町へ。とある古書肆におもむいて、古雑誌を購う。入手する日が来るなんて夢にも思っていなかった。肩から羽が生えて、地上30センチをバタバタと飛んでいるような心境になって、ふたたび靖国通りに出て、そのまま直進。九段坂上の喫茶店にたどりつ…

岩波文庫の『ハムレット』に耽溺して、昭和8年の「築地のハムレット」をおもう。

月曜日の昼休みにふと思い立って、岩波文庫の『ハムレット』(野島秀勝訳)を買って、スターバックスのソファでさっそく読み始めたら、さっそく夢中。翌日から朝と昼、コーヒー片手にじっくりと噛みしめるように読みすすめる。こうして突如シェイクスピアに…

文藝春秋社『手帖』の三宅周太郎。

週末の古書展で入手した本や雑誌をゴソゴソと整理する日曜日の夜。なぜか急に《ドン・ジョヴァンニ》が聴きたくなり、ワルターのメトロポリタン歌劇場のライヴ録音(1942年)を何年ぶりかで再生してみたら急にハマってしまったので、iPod に入れて明日からし…

「阪神間の戸板康二」資料としての宇野浩二『大阪人間』。大阪歌舞伎座の戸板康二。

ブログ「日用帳」に年末の関西遊覧日記の第1日目、阪神間遊覧日記を書きました。 foujita.hatenablog.jp 昭和7年から12年までの父の転勤により実家が阪神間の住吉に仮住まいをすることになって、三田在学時の戸板康二がこの5年間、年に三度「帰省」するこ…

浅草歌舞伎で『御浜御殿』。『歌舞伎ちょっといい話』を繰って、菊五郎、猿翁、左團次をおもう。

ガバッと起きて弁当をこしらえてイソイソと外出。今日は NHKラジオ「音楽の泉」が始まる前に外出。銀座線に乗り換えて田原町で下車、地上へ向かう階段の途中、さすがに朝は焼きそばの匂いはただよってこない。ドトールでコーヒーを飲んで、ほっと一息ついた…

今年の洗亭忌は、宝塚見物。

2006年3月、東京宝塚劇場で見た星組公演『ベルサイユのばら フェルゼンとマリー・アントワネット編』が人生初の宝塚観劇だった。戸板さん考案の「ステファン人形」が登場しているのを目の当たりにして、戸板さんが終世親しんでいた宝塚歌劇と出会えた幸福に…

浅田飴を買って、『演芸画報』と『ヨシモト』の広告をおもう。堀内敬三の『ヂンタ以来』が届いていた。

朝起きると、ノドの奥がそこはかとなく風邪っぽい。なんということだ、なんということだ、大いに養生しなければならぬと、季節はずれの生あたたかい空気のなか、早朝の台所でメラメラと養生への決意に燃える。昼休み、イソイソと薬局へゆく。浅田飴(ニッキ…

『演劇五十年』の合間に、宇野浩二の『恋愛合戦』を読んでいる。

先週、久保栄の『小山内薫』をノートブック片手にランランと読みふけり、大正4年の三田における「古劇研究会」のところでひとまず中断、ふたたび戸板康二の『演劇五十年』に戻って、文藝協会と坪内逍遥の章から再開とあいなった。あらためて辿ってみると、…

久保栄の『小山内薫』に魅せられる。

一転、今日はよいお天気。イソイソと外出、今日も朝はランランとノートを取りながら、本を読む。戸板康二の『演劇五十年』は自由劇場でいったんお休みすることにして、昨日の夜、書棚から発掘しておいた、久保栄著『小山内薫』を今日は読むことにする。こち…

戸板康二の『演劇五十年』における森鴎外。

天気予報は一日雨降りだけれども、外に出るとまだ雨は降っていない。気が向いて、テクテクと歩いて出かけることにする。三宅坂をトコトコとくだりながら、どんよりとした曇り空の下で、iPod でポリーニのシューマンの幻想曲にひたって、陶然。11月末に3年ぶ…

神奈川近代文学館で長谷川時雨展を見物する。大阪ブラジレイロの『前線』をおもう。

日曜日のあとにもう一日休日が続くのが嬉しいなアと、しごく素朴な歓びにひたりながら、イソイソと身支度してソソクサと外出。秋葉原で京浜東北線に乗り換えて横浜方面へと向かう。この電車ではいつも車窓の京浜工業地帯(らしきもの)を眺めるのがそこはか…

戸板康二の『演劇五十年』を読みなおして、三木竹二をおもう。

秋に演博の新派展を見て演劇史をおさらいしたくなり、何年ぶりかで三宅周太郎の『演劇五十年史』を読み返してみたら、前回以上に耽溺してしまい、おなじく「演劇五十年」ということで、戸板康二の『演劇五十年』を読み返そうと思いつつも、そのまま日々が過…

『銀座解剖図』を繰って、波多海蔵と池田金太郎に思いを馳せる。

今年の冬休みは一週間にも満たないとは殺生な……と先月ブツクサ言っていたものの、いざ明けてみると、いつもの日常生活がはじまるのが嬉しい、というわけで、機嫌よくイソイソと外出。いつもの喫茶店に早々にたどりついてみると、いつもよりもだいぶ閑散とし…

初芝居は歌舞伎座夜の部。『車引』に大興奮する。

正午前、外出。近所のお寺で手抜きの初詣、例年どおりに家内安全無病息災商売繁盛を祈願したあと、銀座線に乗り換えて田原町で下車。階段途中の焼きそばの匂いはお正月も健在だ。ドトールで昼食後、人混みを避けて裏道を歩いて、花川戸の松屋に向かう。本日…

資生堂の雪岱展の図録はあっと驚く美しさだった。

埼玉県立近代美術館の雪岱展においては、購買意欲がわかず図録は買い控えてしまった。その代わり、掛川の資生堂アートハウスにおける展覧会の図録を通信販売にて入手(2000円)。雪岱に似つかわしい、つつましいながらもあっと驚く美しい図録で手にとったと…