2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

建て替え前の歌舞伎座の最後の芝居見物は、すばらしき『熊谷陣屋』。

朝、弁当を作りながら、ラジオのスイッチを入れる。本日の「音楽の泉」はベートーヴェンの《ワルトシュタイン》。何度聴いてもいつ聴いても大好きな曲、なんという風格……などと聴き惚れているうちに手抜きの弁当が出来上がって、イソイソと身支度。次の曲は…

内山美樹子著『文楽 二十世紀後期の輝き―劇評と文楽考』に酔いしれる。

歌舞伎座で『熊谷陣屋』を見て、午後はずっと、ふと気がついてみると、今日見たばかりの舞台のことばかり思っている、午後ずっと。と、『熊谷陣屋』の追憶にひたっているうちに、内山美樹子著『文楽 二十世紀後期の輝き―劇評と文楽考』のことをなんとはなし…

文学座有志による自主企画公演「久保田万太郎の世界」第8回公演を見物して、龍岡晋をおもう。

先月、「みつわ会」の久保田万太郎上演の折に入手したチラシで、8回目の今回になって初めて、文学座有志による自主企画公演である「久保田万太郎の世界」のことを知った。いままでずっと見逃していたのはなんということ! と己の不明がたいへんもどかしいの…

日没後、東京宝塚劇場で雪組公演を見物する。昭和9年1月、東京宝塚劇場開場。

今月は毎週水曜日の日没後はどこかに寄り道して、気晴らしすることにしているのだった。先週は鈴本演芸場で、今週は東京宝塚劇場だー、というわけで、午後6時過ぎ、丸の内仲通りをズンズンと日比谷界隈に向かって、直進。 ここ2、3年というもの、宝塚とい…

「いとう旅館」のあった旧大和田町界隈。葉桜の目黒川沿いを歩いて、池尻で日没。

日没後は池尻でワインだ、わーいわーいと、夕刻、渋谷駅前の雑踏に降り立つ。集合まであと小一時間、時間調整がてら、池尻までゆっくり歩いてゆくことにする。池尻でワインを飲む日は、渋谷から246沿いを歩くのがいつものおたのしみ。渋谷から池尻を大通り沿…